世の中はいろいろな取り決めがあり、法律で定められている事柄はたくさんあります。
何でもないようなことが、実は違法行為であったと後から知るなどということも、本当はいけないことですが、現実では時々起こってしまうことがあります。
わたしたち人間に限らず、犬に関することでもそれは同じです。
愛する犬との関わりが違法行となってしまわないように、陥りやすい法律問題について学んでおきましょう。
法律上、犬は飼い主の所有物であり、財産とみなされています。
ですから、基本的に犬に対する全ての権利と責任は、飼い主に帰すことになります。
誰かが誰かの飼っている犬を、無断でどうにかして良いものではなく、また、自分の飼っている犬については、その管理責任から顔を背けることは、許されていないのです。
飼い主に捨てられてしまった犬は別として、飼主の元から逃げ出したり、迷子になってしまった犬は、遺失物となります。
そのような犬を見つけたとき、飼い主がわかっていれば、返しにいってあげなければなりませんが、そうでない場合には、見つけた場所を管轄する警察署に連れて行くことになっています。
自分で飼いたいと思っても、飼い主は犬を探しているかも知れませんし、いなくなったことにまだ気づいていないだけなのかも知れません。
勝手に連れて帰る行為は違法であり、その犬の飼い主になったとは認められないのです。
所定の期間を経ても飼い主が現れなかった場合には、もちろん、正式に犬を引き取ることもできます。
飼い主の無責任さから他人に迷惑をかけてしまった場合、軽犯罪法違反となります。
例えば、犬の排泄物や、ブラッシングなどで生じた犬の毛を放置した場合などが、それにあたります。
人に危害を与える恐れがあるとわかっていて犬をわざと放したり、きちんと管理しなかったことで逃がした場合も、当然ですが法律で罰せられます。
自分の犬が逃げたことで人や物に危害が加えられた時には、被害の大きさによっていろいろな罪に問われますが、最悪の場合には、殺人罪が適用されることもあり得ます。
いたずらに自分の犬をけしかけ、その結果他の動物が驚いて逃げてしまった場合も、違法行為となります。
国の定めた法律以外にも、数多くの自治体で、ペットの飼育に関する条例を定めています。
飼い主は法律や条令を遵守して、愛犬を飼育していかなければなりません。